こんにちはZUUMAです。
第二弾の続きの記事です。
この記事は第一弾から読んでいただければ、誰でもコインランドリーの開業の仕方が分かるようになる【これから始めるシリーズ】の第三弾の記事です。
【これから始めるシリーズ】の第三弾はコインランドリー機械の選び方の解説をしていこうと思います。
コインランドリーの経営は立地と機械の構成でほぼ成功するかが決まります。日本のコインランドリー市場は約1300億円の市場があると言われています。その市場の中で自分のお店の付加価値をいかに高められるかが経営のポイントになります。
付加価値を高めるポイントの1つとしては機械の選択と構成があげられます。
現在のコインランドリー市場は代表的な3つのメーカーがシェアを大きく占めています。
この記事ではこれからコインランドリーを始める方、もしくはコインランドリー経営に興味がある方に向けて代表的な3つの機械メーカーの特徴をまとめましたので是非とも参考にしてみてください。
AQUA
正式名称【アクア株式会社】
現在日本国内のコインランドリー市場のシェア約70%をもつトップメーカーです。
日本の大手家電メーカーだった三洋電機の白物家電を中国系メーカーのハイアールが買収して展開しています。
大きな特徴は洗濯乾燥機、洗濯機、乾燥機が赤、青、黄色の色で色分けされており、昔からの利用者にも馴染みのあるコインランドリー機械としての特徴があります。
全ての機械がIOT(Internet of Things)で構築されており、インターネットを介して機械の遠隔稼働操作が可能となっています。利用者は無料で【ランドリッチ】という専用サイトを介して自分の洗濯物がどれくらいの時間で終わるのかを閲覧チェックすることができます。
近年では電子マネーやQRコードのキャッシュレス決済化が進み、利用者にとっての利便性を追求しています。
ちなみに筆者のコインランドリー店舗はアクアを採用しています。
TOSEI
正式名称【株式会社TOSEI】
AQUAに次ぐコインランドリー市場のシェアをもつトップメーカーです。
東芝テックグループに属しており、直営店を全国にもっておりコインランドリー店舗づくりのノウハウをもつメーカーでもあります。
布団洗いを得意とする大型の洗濯乾燥機や布団乾燥用の布団乾燥機など、TOSEI独自の機械をラインナップしているのが大きな特徴です。
【ハローコール】という洗濯が終わると電話がかかってきてお知らせしてくれるシステムが特徴的で利用者の利便性を上げています。
沖縄発祥の有名なフランチャイズ【フトン巻きのジロー】はTOSEIの機械を使用しています。
Yamamoto
正式名称【株式会社山本製作所】
創業70年以上の老舗メーカー。ドライクリーニングの機械から洗濯機メーカーとして世界中にグローバル展開しているトップメーカーです。
機械の部品から自社で一貫生産しており、日本製の高い技術力と商品開発力が大きな特徴。コインランドリー機械の中で最も機械寿命が高いと言われています。
近年ではIOT(Internet of Things)技術を取り入れた【スマートランドリー】システムを導入しており、専用のアプリをダウンロードすることにより利用客はクレジットカード決済や領収書の発行、洗濯終了の確認、空き状況の確認ができます。
関東を中心に展開しているフランチャイズの【wash-plus】がYamamotoの機械を使用しています。
三社の比較
以下三社の比較を主力の洗濯乾燥機を元に表にして作成してまとめました。
AQUA
TOSEI
Yamamoto
まとめ
今の時代一家に一台の洗濯機は当たり前です。しかし、家庭用の洗濯機では布団などの大型の洗濯物は入らないので洗うことができません。
さらに、時代の変化とともに働き方の多様性で共働きが増え、より効率的な家事の時短ニーズが出てきており、昨今の新型コロナウイルスの影響で巣ごもり需要が増えて、夫婦の中でも夫が家事に参加して洗濯を手伝う家庭も増えています。
結果的に大型の洗濯物を洗うニーズや洗濯家事の時短ニーズが増えていくと筆者は考えています。
そういったニーズをうまくコインランドリーが解決するためには大型の洗濯乾燥機などの設備や利用者にとって便利なシステムをどのような構成で導入するかが重要になります。
これからコインランドリー経営に興味がある方は、是非ともご自身で各社の洗濯乾燥機を試してみて下さい。その違いを確かめて上手く差別化させる方法を見出すのが、これからのコインランドリー経営には必要なことです。
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