みなさんはコインランドリーを使ったことはありますか?
筆者はこのコインランドリー事業を始める前は、学生の頃に友達の付き添いで一度行ったことがある程度でした(笑)
日本のコインランドリーのルーツを軽くこの記事ではご紹介したいと思います。
日本のコインランドリー
コインランドリーのルーツは欧米で始まったと言われています。欧米、特にヨーロッパの都市部では歴史的な建物が多く、各住戸に洗濯機を設置するのが難しいため、昔から地下などに洗濯室を設けていました。そこにコイン式の洗濯機や乾燥機を設置するようになったのです。
日本には1970年代から始まりました。当初は銭湯の一角に設置されるケースが主流でした。学生や単身者など銭湯の利用者が銭湯に入りに来るのと一緒に洗濯物を洗うためです。
当時のコインランドリーのイメージは暗くて狭くゴミが散らばっていて、とても女性客が利用できる雰囲気ではありませんでした。
バブル期のコインランドリー
その後、80年後半のバブル期になると、共働き世帯が増えてきたこともあり、銭湯に限らずいろんなところにコインランドリーが増えました。90年代になると、郊外立地のコインランドリーが登場しました。広い駐車場があり、店も大きくて明るく、中がよく見え、入りやすいのが大きな特徴です。ターゲットはファミリー層、特に主婦です。こうして女性が安心して、気持ちよく、快適に使えるコインランドリーが普及しました。現在のコインランドリーのお店作りの基礎となっているのがこの時代からです。
2000年代~現代までのコインランドリー
さらに2000年代に入ると、洗濯と乾燥が一緒にできる洗濯乾燥機が出てきました。洗濯から乾燥まで全自動で終わるため、はじめと終わりの2回来店すれば済みます。洗濯と乾燥している間はずっと他のことができて効率的で、人気を集めるようになりました。
そして2015年から現在にかけて新たなブームが起こっています。利用者の側では女性の社会進出が進み、あるいは離婚の増加でシングルマザーが増え、大量の洗濯・乾燥をまとめてできるコインランドリーへのニーズがさらに高まっていると感じます。大型の布団や毛布が洗える。高温乾燥でダニなどを死滅させるアレルギー対策。洗濯にかける家事の時短。などなど多種多様なニーズが現在にはあります。経営側では、従来のような銭湯経営者やロードサイドの地主だけでなく、個人投資家や中小企業のサイドビジネスとして参入してきたことで、一気に店舗数が増えています。
最近ではお洒落なカフェと併設するコインランドリーやコンビニと同じ敷地内に出店するケースが目立ってきています。
大手ではファミリーマートさんがコインランドリーを併設していますね。
それに伴いフランチャイズ事業者も一気に増え、元祖コインランドリーフランチャイズの「マンマチャオ」さんや東証マザーズに唯一上場している「WASHハウス」さん、最近はメディア出演が増えている「布団巻きのジロー」さんなどが有名です。
これらのフランチャイズに加入するのは知識と実績とブランドがあり、一見安心にみえますが…。
大きな落とし穴があります。
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